新教養主義宣言

10年前に単行本を買い、出張先のエジプトに持っていって読んだ記憶は鮮明なのだが、文庫版を改めて買ってみると、前半(情報処理の話とか消費税7%の話とか)以外は覚えていなかった。前回は全部読み終えてなかったのかな。改めて読んでみると、特に本の半ば以降に出てくる本(普段は手に取らなさそうな本)を読んでみたいなと思う。山椒魚戦争とかアイアンマウンテン報告*1とか。
著者も「文庫版あとがき」で言っているけれど、ここに書いてあることの多くは書かれてから10年以上経った今でも古びていない。それだけいろいろ動いているようで、世界(特に日本)は本質的にはそれほど大きく変化していなかったということかも知れない。

新教養主義宣言 (河出文庫)

新教養主義宣言 (河出文庫)

*1:もう絶版になってるみたい。