消費者物価指数

2009年3月の消費者物価指数が発表になった。

概況

  1. 総合指数は平成17年を100として100.7となり,前月比は0.3%の上昇。前年同月比は0.3%の下落となった。
  2. 生鮮食品を除く総合指数は100.7となり,前月比は0.3%の上昇。前年同月比は0.1%の下落となった。
  3. 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は98.8となり,前月比は0.3%の上昇。前年同月比は0.3%の下落となった。

総合、コア、コアコアとも、前月比ではわずかながらの上昇、前年同月比ではわずかながらの下落。

与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は閣議後の会見で、経済が大きくデフレに振れたとCPIで判断するのは早計との認識を示した。内閣府の試算によれば、3月の石油製品・その他特殊要因除く消費者物価指数(コアコアCPI)は前年比で0.64%上昇している。

とはいうものの、ゼロパーセントあたりを目標値にしていてはいけないと思うんだが...。
消費者物価指数の前年同月比の推移

消費者物価指数の前月比の推移

追記(2009年5月2日)

この記事でコアCPIやコアコアCPIの指数そのものの動きを見る限り、「デフレ」が進行していることは間違いないように思う。