7月景気ウォッチャー調査

7月の景気ウォッチャー調査の結果が出ている。

今月の動き(7月)
7月の現状判断DIは、前月比0.2ポイント上昇の42.4となり、7か月連続で上昇した。
家計動向関連DIは、グリーン家電の購入に係るエコポイント付与、環境対応車の購入に係る減税・補助により、一部商品の販売増が続いたものの、梅雨明けの遅れ、中国・九州北部豪雨の発生により、夏物商品の売行きが不調であったこと等により、低下した。企業動向関連DIは、同業他社との価格競争が厳しいものの、受注や出荷が持ち直しつつあること等から、上昇した。雇用関連DIは、新規求人数は依然少ないものの、一部での求人の動き等から、上昇した。
7月の先行き判断DIは、前月比0.7ポイント低下の44.9となった。
先行き判断DIは、受注や出荷の増加への期待、離職者の急増に対する懸念の後退等により、企業部門と雇用部門では上昇したものの、冷夏や秋以降の新型インフルエンザ流行に対する不安、総選挙の影響に対する不透明感等により、家計部門では低下したことから、全体として低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気の現状は、厳しいながらも、下げ止まっているとのことであった。

今年の夏の気候のためか、現状判断DIも先行き判断DIも家計関連の落ち込みのためにこれまでの回復から比べるとちょっと止まってしまったように見える。