2009年第2四半期GDP速報

4-6月期のGDPの速報が発表になっている。

2009年4〜6月期の実質GDP国内総生産・2000暦年連鎖価格)の成長率は、0.9%(年率3.7%)となった。また、名目GDPの成長率は、▲0.2%(年率▲0.7%)となった。

各支出項目のGDP成長への寄与度を見ると、プラスは民間消費(0.5%)、輸出、輸入(それぞれ0.8%)。一方、政府消費と民間投資がマイナスになっている。

GDPデフレーターは全体では0.5%のプラス、国内需要デフレーターはマイナス1.7%で、マイナス幅が徐々に拡大している(1-3月期はマイナス1.0%)。
一方、今後の見通しに関しては、民間エコノミストの見方はかなり厳しい。政策効果でプラスに転換した民間消費が息切れし、第3四半期には再びマイナスになるのではないかという懸念が強い。