日銀の追加金融緩和

今日は忙しくてちっともネットニュースなどチャックする暇がなかったが、夕方になってニュースを見て、初めて今日一日の出来事を知った。
臨時金融政策会合が開かれ、追加の金融緩和策が発表された。が、...。

日本銀行は、きわめて低い金利でやや長めの資金を十分潤沢に供給すること により、現在の強力な金融緩和を一段と浸透させ、短期金融市場における長め の金利のさらなる低下を促すことが、現在、金融面から景気回復を支援する最 も効果的な手段であると判断した。このため、以下の通り、新しい資金供給手 段を導入することを決定した(全員一致)。

  1. 金 利:固定金利(無担保コールレート<オーバーナイト物>の誘導 目標水準、0.1%)
  2. 期 間:3か月
  3. 担 保:国債社債、CP、証貸債権など全ての日銀適格担保(共通 担保方式)

これに関する市場の反応をよく示しているのがこれ。

実際、日銀が緊急会合を開くことが明らかになった午前11時以降、マーケットは踏み込んだ金融緩和への期待から金利は低下、為替は円安、株は上昇するなど大きな反応を示した。

 だが、日銀が新たに導入したのが、やや長めの金利の低下を促すことを目的とした10兆円規模の新しい資金供給手段だとわかると、市場の反応は逆転。

とほほ。だが、逆に言うと、こういうことなんだろう。

今日のことから分かることは「期待に働きかける政策」というのは本当にものすごく良く効くってことですね。

量的緩和への移行あたりでお茶を濁すんじゃないかと思ったら……それすらもやらない.

しかし、政府の方は何とも能天気。

明日は首相と日銀総裁のシャンシャン会見だよね。