生活意識に関するアンケート調査

日銀から「生活意識に関するアンケート調査」(2009年12月)の結果が発表になっている。
「生活意識に関するアンケート調査」(第40回)の結果

  • 1年後の景気が現在と比べ「悪くなる」との回答が前回9月調査の20.6%から31.7%に増加。一方で、「良くなる」が14.9%から8.6%に減少したことから、先行きの景況感DI(「良くなる」─「悪くなる」)はマイナス23.1%ポイントと大幅に悪化。
  • 現在の景況感DIはマイナス67.0%ポイントで改善傾向。
  • 1年後の物価について、「かなり上がる」「少し上がる」の回答が45.9%から33.8%に減少する一方で、「かなり下がる」「少し下がる」が10.7%%から18.4%に増加。

景気の先行きも怪しく、デフレ期待も高まりつつあるよう。政治の先行きも不透明で、何とも心配な展開。

追記(1月20日

2009年12月の消費動向調査の結果に関してこんなのがあった。

1年後の物価に関する消費者の見通しは、「低下する」が4カ月連続で増加し、全体の31.9%を占めて過去最高となった。「上昇する」は4カ月連続で減少し29.2%で過去最低。「変わらない」は4カ月ぶりに減少した。

う〜ん、日銀と調査を裏付けるような結果。これを受けて、
Twitter / 飯田泰之: 今更何をと思うかもしれませんが,この手の調査は「1年後の物価は上がる」という人が極端に多く出るバイアスがあるのでこの逆転はかなりすごいことです.くわしくは堀&寺井論文あたり
と飯田先生。