Lao PDR Economic Monitor End-Year Update

世界銀行ラオス事務所が、半年ごとに公表しているLao PDR Economic Monitorの2009年後半版(6月から11月までをカバー)が発表されている。

簡単に中身をまとめると、

  • 2009年(暦年)のGDP成長率は6.4%。東アジア地域では中国に次ぐ高さ。うち、3.1%が鉱業、水力発電によるもの。
  • 2009年(暦年)のCPI上昇率は1.0%。前半はCPIがマイナスになる月もあったが、後半になって上昇傾向。
  • 2010年のGDP成長率の見込みは7.5%で、4.0%が水力および鉱業、3.5%がその他。2011 年から2015年までの平均GDP成長率見込みは7.8%で、3.4%が水力および鉱業で4.4%がその他。
  • 2010年のCPI上昇率見込みは3.5%。2011年から15年までの平均CPI上昇率見込みは4.5%この国にしては低位安定の見込み。

下のグラフは2006年から2009年までのGDP(発電、鉱業分野とそれ以外)とCPIの変化率の実績および2010年以降の見通し。