5月31日日銀総裁講演
昨日日本記者クラブで日銀の白川総裁が講演をしたらしい。演題は「日本経済とイノベーション」。その内容はこちらにある。
日本経済とイノベーション
ざっと見ると、経済の安定化ではなく経済成長のため。少子高齢化による労働人口の伸び低下と生産性の低下が成長率低下の原因で、それを克服するためにイノベーションが必要、そのような活動に中央銀行が資金を提供するのは金融政策の使命に合致しているという。中央銀行総裁の講演で「シュンペーター」の名前が繰り返されるのって珍しいんじゃないだろうか。
物価の安定の考えはある。経済成長の考えもある。しかし、経済の安定化っていうところの考えがすっぽりと抜け落ちているように感じる。
質疑高騰ではここに書かれているようなインタゲ批判もあったらしい。
