日銀金融政策決定会合

昨日、今日と日銀の金融政策決定会合が行われた。政策金利は0.1%を維持、経済の現状の認識や見通しはこれまでと変わることはないよう。
当面の金融政策運営について

わが国の景気は、海外経済の改善を起点として、緩やかに回復しつつある。すなわち、新興国経済の高成長などを背景に、輸出や生産は増加を続けている。そうしたもとで、設備投資は持ち直しに転じつつある。雇用・所得環境は引き続き厳しい状況にあるものの、その程度は幾分和らいでいる。個人消費は、各種対策の効果もあって、耐久消費財を中心に持ち直している。公共投資は減少している。この間、金融環境をみると、厳しさを残しつつも、緩和方向の動きが続いている。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、経済全体の需給が緩和状態にあるもとで下落しているが、基調的にみると下落幅は縮小を続けている。

先行きの中心的な見通しとしては、わが国経済は、回復傾向を辿るとみられる。物価面では、中長期的な予想物価上昇率が安定的に推移するとの想定のもと、マクロ的な需給バランスが徐々に改善することなどから、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、下落幅が縮小していくと考えられる。

一方で、前々から話のあった成長基盤強化を支援するための資金供給」が具体的に決まり、公募が始まっている。
「成長基盤強化を支援するための資金供給基本要領」の制定等について
成長基盤強化を支援するための資金供給における対象先公募等について:日本銀行
対象は18の例が挙げられているが、「上記以外の資金使途であっても成長基盤強化に資するものは対象とすることができる」と書かれているので、成長基盤強化に繋がるということが言えれば何でもいいということなんだろう。
実際のところ、どれくらい公募が集まるんだろう。