iCloudとクラウドメディアの夜明け

最初、クラウドメディアってクラウドコンピューティングのことかと誤解していた(その一部ではあるけど)。それからAppleiCloudはともかく、ソニーのキュリオシティっていうのを取り上げるのはなんで?と思った。
クラウドメディアの目指すところは、所有と使用の垣根を薄くすること(実際には使用なんだけれど、ユザーには限りなく所有しているように感じさせる)かなと思った。その時にAppleのようにハードウェア・ソフトウェア・クラウドメディアを一つのパッケージとして提供するか、ソニーが目指しているように(残念ながら、とてもそのようには見えないけれど)オープンなプラットフォームに提供するかということを著者は意識しているようだ。
ちょうどスティーブ・ジョブズを読み終わったこともあって(この本の中にも一つのパッケージvsオープンプラットフォームの話が出てくる)、PC、ポストPCの次の一つのパッケージvsオープンプラットフォームという話がそこに向かうのかという指摘が興味深い。これもコストとユーザビリティトレードオフの話になるのか、それ以上に複雑な要因があって、違うことになるのか。
一方で、日本の場合、そういう次元に行くまでまだ解決しなければいけないことがたくさんあるような気もするし...。