ラーメンと愛国

12月は10日を過ぎてからちょっと忙しく、なかなか本を手に取る時間がなかった。
年末年始の休みや、日本からウガンダに向かう飛行機の中でこの本を読んだ。
この本は、「ラーメンから見る日本の近代・現代」という感じ。歴史だけじゃなく、経済とか社会とか、いろんなことが含まれていて面白い。その中でも印象に残っているのが、安藤百福に対する評価の違いとか、田中角栄を軸にして見たファスト化・ラーメンチェーンの展開、ご当地ラーメンの話など。
本のタイトルの「ラーメンと愛国」の話は最終章の5章の部分。ここは同時進行であるためか、まだ十分には消化しきれていない感じもした。「ナショナリズム」の定義の問題なのかもしれない。ラーメンも含めたプチ・ナショナリズム的なものを「ナショナリズム」と言っていいのかどうか。

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)