不動産は「物語力」で再生する。
この週末に手に取った。
著者は不動産の再生ビジネスの人なので、不動産から見た話をしているけれど、スティーブ・ジョブズ脅威のイノベーションに書かれているAppleのもの作りに繋がるように感じた。この本で著者は、「目に見える部分水面上のほんのわずかで、多くの部分は水面下に隠れている、それが物語なのだ」と言っているが、これは、製品そのものでなく、製品に付随するものを考えるとか、普通に考えるよりももう一段上のレイヤーについて考えるということと同じことを言っているように見える。
その他の部分で関心を引いたのは、このような部分。
- 物語は小説なようなものではなく、対話である。
- ミッションの重要性(これも「スティーブ・ジョブズ脅威のイノベーション」と通じる部分)
- ミッションと目的地の違い、目的地に向かうための地図
- 時間を見方にする(歴史の重要性)
- あるべきようわ(みんながこんな風に考えるだろうな、感じるだろうなという想像力)
- 作者: 川井徳子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本
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