東南アジアを学ぼう 「メコン圏」入門

GMS Sug-regionの3つの経済回廊(南北回廊、東西回廊、南回廊)を鉄道やバス旅の視点から書いている。いつの間にか自分も、南北回廊のハノイ〜ラオカイ、昆明〜ホイサイ間、東西回廊のラオス内、南回廊のプノンペン周辺を走り、今回もちょうど東西回廊のところにちょこっと書かれている国道18号線を走ってきたところ。自分が現地に行った頃とこの本に書かれている時期を比較したり、まだ行ったことのない場所に思いを馳せたり。
本書の最後に書かれているように、活発になったヒトやモノの動きは、大国から小国への一方的なもの。今回、約2年ぶりのラオス南部行きでも、ベトナムの影響が強くなっているのをひしひしと感じた。そんな中でラオスからカンボジアが、したたかにそのようなヒトやモノの動きを利用することができれば、と思うが。

東南アジアを学ぼう 「メコン圏」入門 (ちくまプリマー新書)

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