この世で一番おもしろいミクロ経済学
最近、マクロ経済編が発売されたが、先週からようやくミクロ編を読んだ。
自分が学生の頃にはこんな本があったが*1、これに比べるとゲーム理論を加えることで個人の最適化、相互関係における最適化、市場の最適化と、「個人から市場へ」の流れをすっきりさせている。
とはいえ、初めてミクロ経済学の本を読む人には、やっぱり敷居が高いのかも。その理由は山形さんもいうように「日本語の経済用語」にあるかもしれない。
よくは分からないながらも、この本でミクロ経済学を俯瞰して、次に読める本がなかなか見当たらない気がする。この本をリニューアルしてもうちょっと洗練させたような本があるといいように思うんだけど。
この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講
- 作者: ヨラム・バウマン,グレディ・クライン,山形浩生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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*1:この本は山形さんの訳者解説にも書いていなかった。