NHK 100分de名著 世阿弥『風姿花伝』

番組での土屋先生のお話が面白かったので、手に取ってみた。テキストを読んでみると、テレビ番組の説明とはずいぶん違う感じで2度楽しめた。例えば、「安宅」に出てくる稚児の意味とか、能を年功序列の時代から競争の始まった時代の芸術を捉えてイノベーションとして捉えるとか*1

演劇論を語っているがそれは人生論にも繋がるというまま聞く話、この本の中でそれがどう繋がっているのかというのもよく分かった。
しかし、古事記の時にも書いたけれど、電子書籍でスキャンしただけという状態は勘弁してほしい。iPhone上ではフォントの大きさを変えられなくて読みにくいし、しおりも使えないし...。

NHK「100分de名著」ブックス 世阿弥 風姿花伝

NHK「100分de名著」ブックス 世阿弥 風姿花伝

*1:これは番組でも言っていたかもしれないが、その意味はテキストを読んだ方が説明がしっかりされていたように思う