日本仏像史講義

ずっと以前に買った「仏像のひみつ」、「続仏像のひみつ」がなかなか良い本だったので同じ著者のこの本を手に取ってみた。

これらの本とは違って、もう一段学術的な記述が多い感じ。紹介されている仏像の写真を横に置きながら読みたい。この本を読んで、やはり自分は飛鳥時代から奈良時代の奈良の仏像が好きなのだなということを再確認した。

でも、もうちょっと後の時代にも関心を持ってもいいかもしれないとも思った。著者が和洋(仏像の日本的な様式)の完成とする定朝様式(有名なのは平等院阿弥陀如来像)と、それと対比する(定朝様式に対するアンチテーゼを示し、彫刻の新様式を示した)慶派など。両方が見られる蓮華王院(三十三間堂)、最近では2012年秋に行ったが、もうちょっとじっくり見てみたいなと思った。

いずれ見てみたいと思った仏像をメモしておく。

新書775日本仏像史講義 (平凡社新書)

新書775日本仏像史講義 (平凡社新書)