中国GDPの大嘘
昨日読み終えたコーヒーの科学と同じく、この本もジンバブエに出張に向かう移動の途中で読み始め、二週間ほどで読み終えた。
高橋先生は本当に多作で出版スピードに読書が追いついていかない感じだが、時々暗黒面が強く出てしまっているという感じの本がある。この本もそんな感じかなと。
第1章の統計の話、GDP統計については政治的にお化粧している感じはする。一方で、自分が中国で仕事をしていた2003〜04年頃には年が明けて数日で前年のGDP成長率とか一人当たりGDPの発表などがあったから。その頃に比べれば改善されていることも多いのだと思う。
第2章以下は2015年8月株価の暴落、実体経済、海外進出...と話が続いていくが、後半になるほど暗黒面が強くなる感じがある。
- 中国の経済統計は本当にデタラメなのか?(上) - 梶ピエールの備忘録。
- 「中国の経済統計は本当にデタラメなのか?」参考文献リスト - 梶ピエールの備忘録。
- 中国の経済統計は本当にデタラメなのか?(下) - 梶ピエールの備忘録。
- 作者: 高橋洋一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: Kindle版
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