ラオスの最近の経済成長

ラオスの社会経済状況を整理しておく。2001年以降のGDP成長率を見ると、2004年以降に7パーセント以上の成長を記録するようになっている。いろんな資料を見ると、ラオス政府は7パーセント以上のGDP成長率を目標にしているようで、ここ数年はそれが大変うまくいったが、2008年10月以降の世界経済の状況を受け、今年はどこまでがんばれるかという感じ。特に貿易、投資の主要相手国であるタイの経済の落ち込みが気になるところ。

2004年以降の7パーセント成長は、製造業と鉱業に引っ張られて達成した。2006年、2007年はこの2つの産業で5パーセントぐらいのGDP成長率を稼ぎ出している。ここ数年の一次産品価格の上昇が鉱業の開発を進める推進力になったのは間違いないが、一次産品価格の下落の影響がどのように出てくるかも気になるところ。
農林水産業は2002年くらいまでは2パーセントくらいの貢献をしていたが、2003年以降はだいたい1パーセントの貢献に止まっている。