日銀政策決定会合

昨日、今日と日銀政策会合だった。その結果が公表された。
当面の金融政策運営について

  • 政策金利は0.1%前後を維持。
  • 「成長基盤強化の観点からの民間金融機関による取り組みの資金供給面での支援」のための資金供給の方法の骨子素案を取り纏めた。

貸付期間(1年)や貸付金利(貸付時のコールレート)は決まっているが、貸付金額や貸付受付期間はまだ決まっていない。それで、貸し出しをする銀行の成長基盤分野への融資金額実績に合わせて貸し付けるということだから、政策としてどれくらいの効果を持つのか疑問。
今週も主に欧米の金融市場は混乱気味で、今日も日銀は1兆円規模の即日オペをしている。それでもじりじりと円高が進んでいて、リーマンショック直後を彷彿とさせる。今後、日銀が一定のスタンスを保ったままで出口戦略に向かっていた米欧が再び金融緩和に向かうようなことがあれば、また円高が進んでしまうのではないかと思うのだが。のんびり政策金融のことを考えている余裕はないと思うのだけど。

日本銀行は21日、世界同時株安などの金融市場の動揺に対応するため、金融機関が資金を貸し借りする短期金融市場に1兆円の資金を供給する即日オペレーション(公開市場操作)を実施した。
金融機関の落札総額は6097億円だった。日銀は今月7、10日にも2営業日連続で計4兆円の即日オペを実施しているが、落札総額は計2兆1582億円にとどまっている。