中国の為替政策変更

中国がリーマンショック以降続いたドルペッグを終了させるという発表をしたとのこと。
Further Reform the RMB Exchange Rate Regime and Enhance the RMB Exchange Rate Flexibility - The People's Bank of China
Spokesperson of the People´s Bank of China Answers Questions on Further Reforming the RMB Exchange Rate Regime - The People's Bank of China
朝の基準値は6.8275元(先週末と同じ)のレートは、一時6.7958元まで上がり、6.7976減で終了したとのこと。
中国が人民元の柔軟性強化発表、穏やかな上昇を容認へ - Reuters

追記(6月22日)

梶谷さんのエントリー
これからの「人民元」の話をしよう - 梶ピエールの備忘録。

中国の為替政策にとって本当に重要な問題とは、「いかにして「ドルの足枷」から脱して金融政策の独自性を回復するか」ということなのですが、その意味で今回の措置はいかにも中途半端であるばかりか、上記の考察が正しければむしろ「ドルの足枷」の重みを一層強める結果にしかならないのではないでしょうか。

なるほど。中国の経済政策の方向性も難しい。