ADBのADO updateとAEM

ADBがAsian Development Outlook updateとAsia Economic Monitorを発表している。
ADB Upgrades Forecast for Developing Asia as Broad Recovery Continues
Time to Unwind Policy Stimulus with Emerging East Asia's V-Shaped Recovery Firmly on Track - ADB Report
ADO Updateでは各国の今年の経済成長見込みを上方修正。中国の経済成長率は9.6%で据え置きだが、その他の経済成長率は上方修正されている。

一方、AEMの方にはアジア経済はV字回復を遂げつつあるけれども、2011年度はもう少し落ち着いた成長となって7.2%程度になると見込まれること、景気後退対策の金融と財政政策を止めるべき時期に来ていること、財政金融のポリシーミックスの点では"Money First"の考え方で金融の引き締めから行うことが望ましいこと、Capital Flowに留意しつつ経済政策を行っていくべきこと*1などが書かれている。

*1:一方、先進国は"Fisical First"であるべきと言っている。