2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

現在のシーメンス事件

世界銀行のプレスリリースにこんなのがあった。 News & Broadcast - Siemens to pay $100m to fight corruption as part of World Bank Group settlement シーメンスの途上国の官僚への賄賂(世銀の場合ロシアが該当するらしい)に関して、今後15年間に1億ド…

失業率分析

内閣府の今週の指標から。 今週の指標 No.926 近年の失業の変動について 完全失業率を構造的失業率と需要不足失業に分類している。 長期で見れば、2005年くらいから構造的失業率は低下傾向。需要不足失業率は2003年から2007年くらいまで低下していたが、今回…

米国の温暖化対策法案

米下院が温暖化対策法案を可決したとのこと。 米下院が温暖化対策法案を可決、大統領は「歴史的な行動」と評価 - Reuters 法案は、国内大手企業に温室効果ガスの排出量を、2020年までに2005年比で17%、2050年までに83%削減することを義務付けている。 とのこ…

BRICS再考

6月半ばにロシアで行われた首脳会議を受けて、このところBRICsやBRICsのでカップリング論に関する記事がたくさん見られた。 BRICs首脳会議は新興国の発言権拡大を要求、ドルには言及せず - Reuters 最近の中国やインドの経済の回復の動きを受けて、「やはり…

スガキヤのラーメンフォーク

スガキヤのラーメンフォークがニューヨーク近代美術館の人気商品になっているらしい。 asahi.com(朝日新聞社):スガキヤのラーメンフォーク、NY近代美術館で人気爆発 - 社会 ラーメンのめんとスープを一緒に食べられるよう考案された、スガキヤ(名古屋…

米6月雇用統計

米国の6月の完全失業率は9.5%(前月は9.4%)。1983年8月以来の高水準。 非農業部門雇用者数がは46万7000人の減少(前月は36万3000人の減少、4月は51万9000人の減少)。この先、10%超えも視野に入ってきている。日本と計測方法が違うとはいえ、インパクトの…

金融危機の経済学

ちょっと読む時期が遅れてしまったけれど、読了。 この本の組み立ては、1. サブプライム市場(MBSとかCDOとか)に関する解説、2. 2007年のサブプライム・パニック以来の世界経済の状況、3. 金融危機の教訓は何か、の三本立て。 金融危機の教訓の部分では、米…

日銀短観

今日から7月。2009年も折り返し点。 日銀短観が公表されている。 短観(要旨)(2009年6月):日本銀行 第141回 全国企業短期経済観測調査(概況) 企業規模別・製造業非製造業別の業況はこのような感じ。 大企業製造業は業況指数がV字で反転し始めているよ…