2013-01-01から1年間の記事一覧

大神社展

4連休の最終日の午後に国立博物館へ。「大神社展」を見に行った。 国宝 大神社展 東京国立博物館 - 展示 日本考古・特別展(平成館) 「国宝 大神社展」 大神社展 東京国立博物館 - 1089ブログ 平家納経と七支刀が見られたのはよかった。あとは展示の後半に…

中国「反日デモ」の深層

筆者は、「まえがき」の部分で「日本は、中国から嫌われているようでいて、常に中国の変化のきっかけを与え、近代において最も中国の深い部分に影響を与えてきた国と言える」と書いている。一方で、中国の動きが日本に与える影響も大きい。 複雑な反日デモの…

日本人はなぜ貧乏になったか

タイトルはなかなか衝撃的なものがあるけど、デフレを継続する中では本当にわずかではあるけれど、当然こういうことになっていく。普通に経済成長をしていく他の国と比べた相対的な「貧乏感」はもっと目に見える*1。 この本を読んでいる最中の4月4日に日銀の…

彼女たちの売春(ワリキリ)

この本もジャカルタに向かう飛行機の中で読了。 ワリキリを始める女性には様々な理由があって一括りにはできないけれど、「社会的に包摂できなければ「アウトサイドの包摂」が手を伸ばす」ことによってそういう立場に追い込まれていった女性がいること、「n…

円のゆくえを問いなおす

ミャンマーの仕事が終わるころから読み始め、今日、日本からジャカルタへの短期出張の機中で読了。 この本では、6つのポイント(リーマンショック以降の円高の深刻化、円高の深刻化の理由は日本の政策自体にある、円高は自然現象ではない、円高は輸出産業の…

考える生き方

1月半ばからのミャンマーでの仕事の最終版からKindle版を読み始めた。本を読んでいる途中、ミャンマーからの帰国時に20年ぶりに大学時代の同級生にシンガポールであったということがあったためか、久しぶりに会った友達の話を横で聞いているような感じを味わ…

統計学が最強の学問である

ちょっと釣り気味のタイトルや、文体が気に入らないという書評もあったが、自分は面白く読むことができた。基本的な統計学の次のステップの統計エンドユーザー向け解説書として面白く読める本だと思う。 著者は30代前後の若い人のよう。それがこの本やこれま…

貧乏人の経済学

去年の夏、ラオスで仕事をしていたころに読み始めて6章まで読んでいた。しかし、なぜかその後ブランクができてしまい、ようやく読了。 食糧(2章)、保健(3章)、教育(4章)、家族(5章)、リスク・保険(6章)、マイクロファイナンス(7章)、貯金(8章)…

縄文はいつから!?

去年のクリスマスに長女からプレゼントされた本。でも、この本を買いに行く時は一緒に書店に行ったので、「え〜っ!これくれるの!?」という感じだった。ミャンマーの地方周りのお供に持っていき、旅先で読了。 自分は、もともと考古学にも関心があって*1、高…

アメリカは日本経済の復活を知っている

浜田先生が安倍内閣の内閣官房参与(経済担当)になるというのは、とてもいい意味でのサプライズ人事だった。安倍首相の本気を感じるに十分な人事だった。今度は本物かもしれないと思った*1。 この本からは、「経済学者は経済の医師でなければいけない」とい…

さっさと不況を終わらせろ

日本と一日遅れのミャンマーの休日(Union Day)の日に読了。Kindle版を読んだ。 書かれていることのほとんどは米国の状況、少々欧州のことであるが、ここに書かれていること(経済の状況、財政規律確保のための主張、金融緩和に対するネガティブな考え、加…

日銀陥落

週刊ダイヤモンドが雑誌の特集記事をKindle版にして売り始めていて、ちょっと前に誰が音楽を殺したかというのを買ってみた。手軽に買えてそこそこの情報だったので、どこかのWebサイトで目に入った日銀の特集も買ってみようかと思って買ったら...。 タイトル…

僕と日本が震えた日

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

もうダマされないための経済学講義

本当の経済の話をしようと同時期に出版された本。「本当の...」と同じく、「インセンティブ」、「トレード」、「トレード・オフ」、「マネー」をキーワードに書かれている。 だた、「本当の...」に比べても4つのキーワードのうちの「マネー」に力が置かれて…

完全独習統計学入門

統計学「ユーザー」のための本。これまで何となくで理解していたことがすっきりした感じ。「確率をほとんど扱わない」、「標準偏差を最重要視する」、「第1部で検定や区間推定に効率的に到達し、第2部でt分布を使った標本の検定・区間推定に効率的にたどり着…

思考の「型」を身につけよう

ご本人もあとがきで書かれているが、以前書かれた経済学思考の技術とダメな議論の間を行くような本。 同時に、最近出版された飯田のミクロを読む上での前提のような感じもある。これについても、飯田先生は日本の経済学のテキストは教養、大学のテキスト、資…

中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?

finalventさんの書評を読んで手に取ってみた。何もないミャンマーの首都ネピドーで読んだ。 確かにTwitterがどういうものかを描き、東日本震災や福島第一原子力発電所の事故の時の対応の部分は読み応えがある。 それに加えてほーっと思ったのは、 NHK_PR1号…

僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか

2012年のお正月には「ニッポンのジレンマ」をそこそこ楽しんでみたけれど、今年のお正月はもう見なかった。それだけではなく、最近はテレビの討論番組はもうほとんど見ることがない。 討論に参加する人全員というのはハードルが高いかもしれないけれど、少な…

代々木公園

子供の冬休みの宿題で災害時の避難場所までの経路を確認するというのがあったので、歩いて代々木公園に向かう。代々木公園に来るのはどうやらこの時以来みたい。下の子がちょうどお下がりの自転車をもらったとき。 久しぶりに来てみると、ずいぶん変化があっ…