2010-01-01から1年間の記事一覧

GDPギャップ

今週の指標 No.964 国内需要デフレーターのマイナス幅は3四半期連続で縮小 2010年4-6月期GDP1次速報を踏まえたGDPギャップの動向をみると、前期と同水準であり、依然大幅なマイナスが続いている。ただし、その水準については定義や前提となるデータ、推計方…

臨時金融政策決定会合

総裁が予定を繰り上げ帰国し、予定よりも(?!)1日早く行われた金融政策決定会合。 金融政策決定会合の臨時招集について 出てきた結果も予定通り。 金融緩和の強化について 日本銀行は、本日、臨時の政策委員会・金融政策決定会合を開催し、固定金利方式の共…

消費者物価指数・労働力調査・一般職業紹介状況

月末の金曜なので、総務省、厚生労働省から経済統計速報値が発表になっている。 2010年7月消費者物価指数 平成17年基準 消費者物価指数 全国 平成22年7月分 概況 総合指数は平成17年を100として99.2となり,前月比は0.5%の下落。前年同月比は0.9%の下落と…

マネーと成長期待

日銀からこのようなレポートが出ている。 マネーと成長期待:物価の変動メカニズムを巡って:日本銀行 マネーと物価の中長期的な変動について、OECD諸国を対象に国際比較を行うと、両者の間には明確な正の相関が確認される。日本は、マネーの伸び率と物価上…

Krugmanの功績

TwitterになかなかチャレンジングなTweetが。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://…

Key Indicators 2010

ADBがKey Indicators 2010を発表している。 Key Indicators 2010: The Rise of Asia’s Middle Class - ADB.org Key IndIcators for AsiA And the PAcific 41st Edition HIGHLIGHTSでは、 アジアにおける中間層の増加 ミレニアム開発目標の達成度合 アジア太…

ベートーヴェンの交響曲

パクセからの帰りの飛行機の中で読了。この本を読みながら「やっぱり一通り聞いてみなきゃ」と思い、お買い得だったHaitinkの1番から9番までの全集をiTunes Storeで買ってみたけれど、聞きながら読むというところまではまだいっていない。でもおいおい聞いて…

「日銀貴族」が国を滅ぼす

すっかり時流に遅れてしまったけれど、パクセに行く飛行機の中で読了。デフレへの原因やその処方箋は前著「デフレと円高の何が「悪」か」で示されているので、その処方箋を実施するためには何が問題になっているのかというのを取り上げている。第1章の「日銀…

2010年4-6月期GDP一次速報

I. 国内総生産(支出側)及び各需要項目 II. 形態別国内家計最終消費支出、財貨・サービス別の輸出入 III. 1次速報から2次速報への主な改定要因 2010年4〜6月期の実質GDPの成長率は、0.1%(年率0.4%)。名目GDPの成長率は、マイナス0.9%(年率マイナス3.7%)。…

円高・株安

10日の日銀政策決定会合、11日(日本時間)の米FOMCの結果を受けて、円高・株安の動きが止まらない。

円高・株安

10日の日銀政策決定会合、11日(日本時間)の米FOMCの結果を受けて、円高・株安の動きが止まらない。 当面の金融政策運営について FRB: Press Release--FOMC statement --August 10, 2010日銀の政策決定会合では何もせず。一方、FOMCでは償還期限を迎えるMBS…

戦後世界経済史

この本にずいぶん時間を書けてしまった。確か、6月にシェンクワンに行った時にこの本を持っていっていたのだった。 この本は戦後の世界の各国(市場経済の先進国、旧共産国、アジア、アフリカの途上国)を幅広くカバー祖いていて、読む方も大変だが書いた方…

日本の大問題が面白いほど解ける本

福岡での夏休み後半から読み始め、成田空港に向かう成田エクスプレスの中で読み終えた。 自分が大学生だった1990年代初めはバブル絶頂期で、日本国内では経済学を使って解決するような問題ってないのかな、どちらかというと経営学の時代かなと思って日本の外…

唐津・呼子へ

上の子と二人で呼子方面にドライブ。目的は「リアス海岸」を見ること*1。 福岡都市高速5号線経由で行こうと思っていたが、なかなかICに行き当たらず、また、まだ工事中の区間の多かったので、結局国道202号線を走る時間が長くなった。地下鉄もできた福岡市の…

iPadショック

ここしばらく、「戦後世界経済史」をちびちび読み進めていて、なかなか読書が進まない。そんな中、さっと読めるものが読みたくて、ここ数日で一気に読んだ。 この本が出た直後ほどiPadに関しての熱狂的な雰囲気は薄らいできたんじゃないかという気がする。iP…

景気ウォッチャー調査2010年7月調査

景気ウォッチャー調査(平成22年7月調査結果(抜粋)) 景気ウォッチャー調査 平成22年7月調査結果 7月の現状判断DIは、前月比2.3ポイント上昇の49.8となり、3か月ぶりに上昇した。 家計動向関連DIは、猛暑の影響で、家電エコポイント対象商品であるエアコ…

有田へ

以前から有田に行きたいといっていた妻と有田へ。九州自動車道・長崎自動車道を経由し、金立SA*1で休憩をして1時間半ほどで有田町に到着。もう夏休みシーズンなのか、九州以外のナンバーの車が多い。なぜか三河ナンバーの車が目に付いた。 有田は力が抜ける…

2010年6月景気動向指数速報

景気動向指数 平成22年6月分(速報)の概要 景気動向指数 平成22年6月分(速報) 6月のCI(速報値・平成17年=100)は、先行指数:98.9、一致指数:101.3、遅行指数:83.4となった。 先行指数は、前月と比較して0.3ポイント上昇し、3ヶ月振りの上昇となった。3ヶ…

熊本城

ホテルはツインの部屋で下の子と同室。ちょっと前であれば、どちらが妻と寝るか間違いなく子供たちがけんかをしたと思うのだが、昨夜はあっけなく下の子が自分と寝るということになって、少々驚いた。 昨夜の熊本城もきれいだったが、朝起きて朝日の中に見え…

水前寺公園

早くにホテルに着いてしまったので、子どもと一緒に市内の「「桂花」でラーメンを食べ、水前寺公園に行ってみる。 思ったよりもずいぶんこじんまりとしたところだった。熱帯のスコールのような雨が何度か降り、売店で雨宿りする。 大きな地図で見る 桂花総本…

日田経由で阿蘇へ

今日から1泊2日で阿蘇・熊本へ旅行。今日は日田経由で阿蘇へ行き、熊本まで。 太宰府ICから九州自動車道に乗り、鳥栖から大分自動車道、あっという間に山田SAに到着。ここで休憩。 日田ICから国道212号線に乗り、梅林湖、蜂の巣湖というダム湖や2002年のワー…

Barns & Nobleの「Strategic Alternatives」

世界最大の書店Barns & Nobleのこのプレスリリース Barnes & Noble to Evaluate Strategic Alternatives 日本経済新聞のWebサイトでは、「電子書籍が米書店経営を圧迫 最大手バーンズ、身売り検討」という見出しで、 米書店チェーン最大手バーンズ・アンド・…

Big Mac Index

Economistから先月22日に最新のBig Mac Indexが発表されている。 ロイターがユーロが依然過大評価だという記事を書いている。 ビッグマック指数ではユーロが依然過大評価 - Reuters 実際の為替レートと比べて割高、割安な国上位5ヵ国はこのような感じ。 割高…

Synodosセミナー

今日は午後からこちらのセミナーに出席した。 08.高橋洋一『日本の大問題が面白いほど解ける本』刊行記念レクチャー バランスシートで世の中がわかる〜物事は数字で見なさい! - SYNODOS どんな雰囲気なのかと思っていたら、かなりマジメーな雰囲気で本当にL…

6月経済指標速報

2010年6月の経済指標が発表になっている。 鉱工業生産指数 生産・出荷・在庫指数速報 平成22年6月分 生産は持ち直しの動きで推移 今月は、生産、出荷が低下、在庫は上昇、在庫率は低下であった。 製造工業生産予測調査によると、7月低下の後、8月は上昇を予…

インターネット新世代

先月この本を読んでからずいぶんズルズルと2冊の新書を読み続け、ようやく今日この本を読了。 1995年の「インターネット」、1998年の「インターネットII」に続く第3部にあたる本。この間12年間もブランクがあったのはインターネットが研究対象から日常の道具…

Bernanke の上院銀行住宅都市委員会報告

米国時間21日に行われたバーナンキFRB議長の上院銀行住宅都市委員会(United States Senate Committee on Banking, Housing and Urban Affairs)への半期報告(Semi-annual Report)、最初は「異例に不透明」と訳された米経済の見通しに関するこのニュースが…

2010年度経済白書

内閣府から2010年度の次経済財政報告(経済白書)が発表になっている。 平成22年度 年次経済財政報告 PDF版目次 平成22年度年次経済財政報告 - 需要の創造による成長力の強化 - 説明資料 その1 その2 その3 第1章では現在の日本経済の動向や財政状況の分析、…

ADBのADO updateとAEM

ADBがAsian Development Outlook updateとAsia Economic Monitorを発表している。 ADB Upgrades Forecast for Developing Asia as Broad Recovery Continues Time to Unwind Policy Stimulus with Emerging East Asia's V-Shaped Recovery Firmly on Track -…

Lao PDR Economic Monitor Mid-Year Update

気付くのがすっかり遅れてしまっていたが、世銀のラオス事務所が半年ごとに出している「Lao PDR Economic Monitor」が更新されていた。経済成長の見込みと商品貿易(特に輸出品)についてメモ。 Lao PDR Economic Monitor: May 2010 (English) 近年のラオス…