economy

Bernanke の上院銀行住宅都市委員会報告

米国時間21日に行われたバーナンキFRB議長の上院銀行住宅都市委員会(United States Senate Committee on Banking, Housing and Urban Affairs)への半期報告(Semi-annual Report)、最初は「異例に不透明」と訳された米経済の見通しに関するこのニュースが…

2010年度経済白書

内閣府から2010年度の次経済財政報告(経済白書)が発表になっている。 平成22年度 年次経済財政報告 PDF版目次 平成22年度年次経済財政報告 - 需要の創造による成長力の強化 - 説明資料 その1 その2 その3 第1章では現在の日本経済の動向や財政状況の分析、…

ADBのADO updateとAEM

ADBがAsian Development Outlook updateとAsia Economic Monitorを発表している。 ADB Upgrades Forecast for Developing Asia as Broad Recovery Continues Time to Unwind Policy Stimulus with Emerging East Asia's V-Shaped Recovery Firmly on Track -…

Lao PDR Economic Monitor Mid-Year Update

気付くのがすっかり遅れてしまっていたが、世銀のラオス事務所が半年ごとに出している「Lao PDR Economic Monitor」が更新されていた。経済成長の見込みと商品貿易(特に輸出品)についてメモ。 Lao PDR Economic Monitor: May 2010 (English) 近年のラオス…

IMF4条協議

IMFの日本に対する4条コンサルテーションが終わり、報告書が発表された。 Public Information Notice: IMF Executive Board Concludes 2010 Article IV Consultation with Japan 日本の主要経済指標を見ていたら、こんなものがあった。 2006年(一番左側)の…

日銀金融政策決定会合

当面の金融政策運営について 4月の「展望レポート」で示した見通しと比べると、成長率は、新興国の一段の 高成長などを背景に 2010 年度は上振れるが、2011 年度については概ね見通しに沿っ て推移すると予想される。物価については、国内企業物価・消費者物…

World Economic Outlook Update

IMFのWorld Economic Outlook UpdateとGlobal Financial Stability Report Updateが発表になっている。 IMF World Economic Outlook (WEO) Update -- Restoring Confidence without Harming Recovery, July 2010 Global Financial Stability Report (GFSR) -…

景気ウォッチャー調査

6月の景気ウォッチャー調査の結果が発表になった。 景気ウォッチャー調査(平成22年6月調査結果(抜粋)) 景気ウォッチャー調査 平成22年6月 調査結果 6月の現状判断DIは、前月比0.2ポイント低下の47.5となり、2か月連続で低下した。 家計動向関連DIは、環…

景気動向指数

5月の景気動向指数が発表になった。 景気動向指数 平成22年5月分(速報)の概要 景気動向指数 平成22年5月分(速報) 先行指数は2ヵ月連続、しかも3ポイントの低下、一致指数も0.1ポイントだが、14ヵ月ぶりの低下。IWATA指数は8.5%で5.9ポイントのマイナス。…

世界銀行グループのFY2010の支援

2009会計年度も世界銀行グループの融資額は過去最大ということだったが、2010会計年度は前年度比23パーセント増の722億ドル。 Private flows are forecast to recover only modestly from $454 billion in 2009 to $771 billion by 2012, still far below th…

日銀短観

2010年6月実施の胆管の結果が公表されている。 短観(要旨)(2010年6月):日本銀行 短観(概要)2010年6月 第145回 全国企業短期経済観測調査 業況判断DIをまとめるとこのような感じ。ニュースでは代表指標の大企業製造業が2008年6月以来のプラスに転換し…

2010年5月の経済指標速報

鉱工業生産指数と労働力調査、一般職業紹介状況が発表になった。 鉱工業生産指数 生産・出荷・在庫指数速報 平成22年5月分 生産は持ち直しの動きで推移 今月は、生産、出荷が低下、在庫、在庫率は上昇であった。 製造工業生産予測調査によると、6月、7月とも…

G20会合

先週末からカナダでG8、G20の2つのサミットがが相次いで開かれた。 外務省: G8ムスコカ・サミット首脳宣言:回復と新たな始まり(主要なポイント) 外務省: G20トロント・サミット首脳宣言(主要なポイント) G8での「G8ムスコカ・イニシアティブ 妊産婦,新…

5月消費者物価指数

平成17年基準 消費者物価指数 全国 平成22年5月分 概況 総合指数は平成17年を100として99.7となり、前月比は0.1%の上昇。前年同月比は0.9%の下落となった。 生鮮食品を除く総合指数は99.3となり、前月比は0.1%の上昇。前年同月比は1.2%の下落となった。 …

政府経済見通し+財政運営戦略+中期財政フレーム

政府経済見通し 平成 22 年度の経済動向について(内閣府年央試算) 平成22年度の実質GDP成長率は政府経済見通しを上回る2.6%程度と見込まれる。名目成長率は実質成長率を下回る1.6%程度となり、デフレ脱却に向けて政策努力の継続が必要である。 消費者物価上…

財政再建・消費税増税

民主党も自民党も完全に消費税あげ路線に行っているし、どこかの首相も街頭演説で「ギリシャのようになっていいのか」とか言ってるし、何だかいやな感じなのだがこの2つもいや〜なものだった。 【金曜討論】財政再建 吉川洋氏、小野善康氏 - MSN産経ニュース…

中国の為替政策変更

中国がリーマンショック以降続いたドルペッグを終了させるという発表をしたとのこと。 Further Reform the RMB Exchange Rate Regime and Enhance the RMB Exchange Rate Flexibility - The People's Bank of China Spokesperson of the People´s Bank of Ch…

新成長戦略

「新成長戦略」参考資料 成長戦略により、2020年までに需要面で年率1%、供給面で年率0.7%の成長が見込まれると考えているらしい。 で、CPI(総合)を2011年度にはゼロにするといっているが、CPIゼロでは不十分だろうし、どうやってやるかは書いていない。デ…

月例経済報告

月例経済報告(平成22年6月) 景気は、着実に持ち直してきており、自律的回復への基盤が整いつつあるが、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。 輸出は、緩やかに増加している。生産は、持ち直している。 企業収益は、改善している。設備投…

OECD DACによる日本の援助のレビュー

OECDのDACから日本の援助レビュー報告書が出ている。 DACによる日本の政府開発援助(ODA)の審査 日本はODAの質を向上させているが、最も増加させるべき - OECD東京センター Japan (2010) DAC Peer Review - Main Findings and Recommendations 援助戦略部分…

産業構造ビジョン2010

この前ちょっとだけ取り上げてみた産業構造ビジョン、報告書を読む時間はないのでプレゼン資料だけざっと見てみた。 産業構造審議会産業競争力部会 - 概要 現状認識もこれからの方向性もよく書かれているとは思う。ただ、思うことがいくつか。 まず、現状認…

日銀金融政策決定会合

昨日、今日と日銀の金融政策決定会合が行われた。政策金利は0.1%を維持、経済の現状の認識や見通しはこれまでと変わることはないよう。 当面の金融政策運営について わが国の景気は、海外経済の改善を起点として、緩やかに回復しつつある。すなわち、新興国…

Global Economic Prospects 2010

世銀からGlobal Economic Prospects Summer 2010が発表になっている。 GEP2010 2012年までの世界の地域ごとの経済成長見通がこちらに。世界全体のGDP成長率の見通しは3.3-3.5%程度。経済の回復はゆっくりとしたものになると考えられている。先進国は2.2-2.7%…

2010年第1四半期GDP2次速報

2010年1-3月期のGDP2次速報が発表になった。 2010(平成22)年1〜3月期四半期別GDP速報(2次速報値)I. 国内総生産(支出側)及び各需要項目 2010(平成22)年1〜3月期四半期別GDP速報(2次速報値)II.形態別国内家計最終消費支出、形態別総固定資本形成及び…

2010年5月景気ウォッチャー調査

2010年5月の景気ウォッチャー調査の結果が発表になった。 景気ウォッチャー調査(平成22年5月調査結果(抜粋)) 景気ウォッチャー調査 平成22年5月調査結果 5月の現状判断DIは、前月比2.1ポイント低下の47.7となり、6か月ぶりに低下した。 家計動向関連DIは…

世界経済の潮流

「世界経済の潮流 2010年 I」が発表されている。 世界経済の潮流 2010年 I 概要版 その1 概要版 その2 概要版 その3 全文はちょっと見ていられないので、概要版にざっと目を通す。 第1章は世界経済、アジア・アメリカ・ヨーロッパ経済のレビュー回復しつつあ…

景気循環

第14循環の景気の谷が暫定的に決められた。 景気基準日付の暫定設定について 資料1 資料2 2009年3月が第14循環の景気の谷と見られるとのこと。第14循環の景気の山は2007年10月*1と暫定的に決められているので、景気後退期は17ヵ月になる。1951年以降の景気循…

G20

首相交代のごたごたで全く話題になっていなかったが、G20の財務省・中央銀行総裁会合があった。 Communiqué Meeting of Finance Ministers and Central Bank Governors, Busan, Republic of Korea June 5, 2010(日本語版) 6月25、26日にトロントでサミット…

5月31日日銀総裁講演

昨日日本記者クラブで日銀の白川総裁が講演をしたらしい。演題は「日本経済とイノベーション」。その内容はこちらにある。 日本経済とイノベーション ざっと見ると、経済の安定化ではなく経済成長のため。少子高齢化による労働人口の伸び低下と生産性の低下…

産業構造ビジョン

昨日、朝日新聞でちょうちん記事が出ていた経済産業省の産業構造ビジョン、資料がこちらにある。 産業競争力部会(第6回)-配付資料(METI/経済産業省) 結構なボリューム。資料4の概要(全体版)というのをざっと見たが、前半の現状認識はここに取り上げら…